みなさんは金貨、好きですか?
私は2019年から現物資産として金貨(銀貨)に収集を兼ねた投資をしています。
元々は自分の資産に金(ゴールド)を組み入れることがきっかけだったのですが、いざ金貨を手にしてみると資産としてだけではない魅力があることに気づきました。
この記事ではそんな金貨の一つ、オーストリアのウィーン金貨について書いていきます。
ウィーン金貨とは?
ウィーン金貨は裏面にヴァイオリンやハープなどの管弦楽器屋やホルン・ファゴット、おもて面にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会会場である「楽友協会」の黄金の間にあるパイプオルガンがモチーフとなっている、実にオーストリアらしい金貨です。
純度は99.99%(24カラット)はカナダのメイプルリーフ金貨、オーストラリアのカンガルー金貨と並び、地金型金貨の中では最高純度を誇っています。
オーストリア造幣局が1989年より毎年発行しており、日本国内でもメイプルリーフ金貨と人気を二分する金貨で多くの貴金属店で取り扱いされています。
- 名称:ウィーン金貨
- 発行元:オーストリア造幣局
- 品位:99.99%以上の純金(24K)
ウィーン金貨は金(ゴールド)の含有量によって5種類
ウィーン金貨は金の含有量によって5つの種類があります。
金貨のデザインは年数・重量が違っていても同じデザインで統一されています。
ウィーン金貨(1トロイオンス)
- 額面:100ユーロ
- 直径:37.0mm
- 厚さ:2.0mm
- 重さ:1トロイオンス(=約31.1g)
ウィーン金貨(1/2トロイオンス)
- 額面:50ユーロ
- 直径:28.0mm
- 厚さ:1.6mm
- 重さ:1/2トロイオンス(=約15.56g)
ウィーン金貨(1/4トロイオンス)
- 額面:25ユーロ
- 直径:22.0mm
- 厚さ:1.2mm
- 重さ:1/4トロイオンス(=約7.7g)
ウィーン金貨(1/10トロイオンス)
- 額面:10ユーロ
- 直径:16.0mm
- 厚さ:1.2mm
- 重さ:1/10トロイオンス(=約3.1g)
ウィーン金貨(1/25トロイオンス)
- 額面:4ユーロ
- 直径:13.0mm
- 厚さ:0.92mm
- 重さ:1/20トロイオンス(=約1.24g)
金貨の額面について
それぞれの金貨には法定通貨としての額面(100ユーロ〜4ユーロ)が設定されていますが、額面よりも金の素材価値の方が数十倍高いので、通貨としてはぜ〜〜〜〜たい使わないようにしてください!
買うならどっち?ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨の比較
金貨の購入を検討している方の中には、ウィーン金貨とメイプルリーフ金貨どちらを買うか迷われている方がいるようです。
結論から言えば、この2つであれば好みで良いです。
比較表も載せておきます。
ウィーン金貨 | メイプルリーフ金貨 | |
発行国 | オーストリア | カナダ |
純度 | 99.99%(24K) | 99.99%(24K) |
重量(oz) | 1、1/2、1/4、1/10、1/25 | 1、1/2、1/4、1/10、1/20 |
流通量 | 多い | 多い(世界一位) |
流通量についての補足
ウィーン金貨の流通量のついてはわかりませんでしたが、日本の多くの貴金属店で扱っている金貨の筆頭がメイプルリーフ金貨とウィーン金貨の2つであることから、どちらも信頼性の高い金貨です。
ウィーン金貨はどこで買えるの?購入方法について
ウィーン金貨は、田中貴金属や三菱マテリアルなどの直営店は低価格で販売しています。
私は高額なものを店舗で購入することへの抵抗(帰りの紛失・盗難リスクなど)や、貴金属店のあの高級な雰囲気が自分には分不相応な感じがして入店しづらい気持ちがあるので、基本はネットのコインショップで購入しています。
販売しているお店は複数ありますが、ウィーン金貨を含む地金型金貨であれば野口コインやコイン専科で安く販売されていることが多いです。
>>野口コイン
ウィーン金貨の保管方法と注意点
金貨は換金性のある商品のため投資という側面を持っています。
そのため適切に保管すれば資産価値を失うことなく、さらには金需要が高まった際に売却をすれば利益を出すこともできます。
逆に言えば、適切に保管ができていなかった場合は資産価値が下がるということですので注意しましょう。
金貨の保管は主に変形や欠け、紛失・盗難リスクをヘッジできるよう以下の点に注意しましょう。
- 金貨に直接触れない
- 乱暴に扱わない
- 保管場所を決めておく
注意ポイント
自分で保管することに不安な場合は銀行の貸金庫に預ける方法もありますが、年間で1〜3万円のコストがかかりますので、保有する金貨が数枚の場合は現実的ではありません。
ウィーン金貨を売却する際は複数社に査定依頼を
ウィーン金貨は田中貴金属や三菱マテリアルなど貴金属を取り扱う店舗や質屋、コインショップなどで買取を行っています。
その際、査定に差が出ることも考えられますので、複数に打診して一番良い買取額を提示してくれたところに売却するようにしましょう。
ポイント
ウィーン金貨は地金型金貨ですので、基本的には金(ゴールド)の価格と連動します。
金貨の購入額とその時の金(ゴールド)価格を記録しておけば、いくらで売れそうか、購入時より高く売れそうか、安くなりそうかの検討もつけることができます。
ドル円が円安の時ほど売却額はプラスに働きます。
おわりに
以上、「オーストリア ウィーン金貨の特徴と種類、購入・保管・売却方法」でした。
ウィーン金貨はオーストリア政府によって価値が保証されていて、流通量も多いため信頼性があり、99.99%(24カラット)と金の含有量も高いので、金貨投資を始める最初の1枚に良い金貨です。
眺めているだけでもとても楽しいので、気になった方はコインショップのオンラインショップを覗いてみてください。
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