S&P500ETFであるVOO、IVV、SPYのうち結局どれに投資すれば良いの?
こんにちは!こま(@koma_piece01)です。
米国の株価指数S&P500に連動したETFは大変人気があります。
中でも大手ETF運用会社の3社が運用するS&P500ETFがこちら。
- バンガード・S&P500ETF(VOO)
- iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)
- SPDR S&P500 ETF(SPY)
一体どの銘柄に投資すれば良いの?と迷われている方もいらっしゃるでしょう。
今回はそれぞれのETFについて比較をしていきたいと思います。
結論から言いますと、私はVOOを選んでいます。
この記事ではS&P500ETF銘柄(VOO、IVV、SPY)の比較を行い、VOOの優位性についてまとめています。
この記事でわかること
- VOO、IVV、SPYの経費率や純資産、運用年数
- VOO、IVV、SPYの収益率(直近3年、2010~2019年合計、年次別)
- VOO、IVV、SPYの投資先セクター、保有上位の銘柄
- 私がS&P500ETFの中でVOOを選ぶ理由
VOOに投資するならネット証券大手3社がおすすめです!
バンガード・S&P500ETF(VOO)への投資を検討されている場合、日本ではSBI証券・マネックス証券・楽天証券のネット大手3社での取引がおすすめです。
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VOO、IVV、SPYを経費率、ETF純資産、運用年数で比較
まずはバンガード・S&P500ETF(VOO)、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)、SPDR S&P500 ETF(SPY)を経費率や純資産、運用年数などの基本データで比較してみます。
データはVOOが2020/6/30時点、IVVとSPYが2020/7/20時点のものとなります。
VOO | IVV | SPY | |
設立 | 2010/9/7 | 2000/5/15 | 1993/1/22 |
経費率 | 0.03 % | 0.03 % | 0.09 % |
ETF純資産 | 1477.3億米ドル | 2,043.57億米ドル | 2,909.66億米ドル |
銘柄数 | 509 | 505 | 505 |
運用期間の長さやETF純資産額で見るとSPYに軍配が上がります。
その一方で経費率ではVOOとIVVは0.03%と、SPYの1/3になっています。
VOO、IVV、SPYを収益率で比較
ETFreplay.comというサイトのツールを用いて、バンガード・S&P500ETF(VOO)、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)、SPDR S&P500 ETF(SPY)の総収益率(配当金を含む)を比較してみました。
3つの中で一番新しく設立されたVOOの設立日からの比較になります。
2010/9/7〜2020/7/20の比較
※3つの銘柄の中で一番新しいVOOの設立時からの比較です
※緑の線=VOO、青の線=IVV、オレンジの線=SPY
VOO | IVV | SPY | |
総収益率 | 260.1 % | 263.3 % | 262.0 % |
ボラティリティ | 17.3 % | 17.3 % | 17.1 % |
2010年から2019年の間の年毎の収益率比較
それでは次に、単年ごとの収益率を比較してみました(*2010年はVOOが設立された9/7から12/31までの収益率)。
VOO | IVV | SPY | |
2010年 | 14.8 % | 15.9 % | 15.9 % |
2011年 | 0.9 % | 0.8 % | 0.8 % |
2012年 | 14.3 % | 14.2 % | 14.2 % |
2013年 | 29.2 % | 29.2 % | 29.0 % |
2014年 | 14.6 % | 14.6 % | 14.6 % |
2015年 | 1.3 % | 1.4 % | 1.3 % |
2016年 | 13.8 % | 13.7 % | 13.6 % |
2017年 | 20.9 % | 20.9 % | 20.8 % |
2018年 | -5.2 % | -5.2 % | -5.2 % |
2019年 | 31.3 % | 31.2 % | 31.1 % |
VOOに投資するならネット証券大手3社がおすすめです!
バンガード・S&P500ETF(VOO)への投資を検討されている場合、日本ではSBI証券・マネックス証券・楽天証券のネット大手3社での取引がおすすめです。
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VOO、IVV、SPYを業種別構成比で比較
バンガード・S&P500ETF(VOO)、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)、SPDR S&P500 ETF(SPY)のセクター別構成比で比較してみましょう。
データはVOOが2020/6/30時点、IVVとSPYが2020/7/20時点のものとなります。
※スマホでご覧の方は表を横スクロールできます
VOO | IVV | SPY | |
1位 | 情報技術(27.5 %) | 情報技術(27.36 %) | 情報技術(27.44 %) |
2位 | ヘルスケア(14.7 %) | ヘルスケア(14.69 %) | ヘルスケア(14.73 %) |
3位 | 通信(10.8 %) | 一般消費財(11.19 %) | 一般消費財(11.22 %) |
4位 | 一般消費財(10.0 %) | 通信(11.01 %) | 通信(11.04 %) |
5位 | 金融(8.0 %) | 金融(9.86 %) | 金融(9.90 %) |
6位 | 資本財(7.0 %) | 資本財(7.86 %) | 資本財(7.87 %) |
7位 | 生活必需品(3.1 %) | 生活必需品(6.89 %) | 生活必需品(6.90 %) |
8位 | 公益事業(2.8 %) | 公益事業(3.07 %) | 公益事業(3.06 %) |
9位 | エネルギー(2.8 %) | 不動産(2.69 %) | 不動産(2.69 %) |
10位 | 不動産(2.5 %) | 素材(2.58 %) | 素材(2.58 %) |
出典:バンガード・S&P500 ETF(VOO)、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF、SPDR® S&P 500® ETF
保有銘柄やセクターもほぼ同じといって良いでしょう。
3つの銘柄の間に大きな違いは見られません。
VOO、IVV、SPYを保有上位の銘柄で比較
バンガード・S&P500ETF(VOO)、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)、SPDR S&P500 ETF(SPY)の保有銘柄で比較してみましょう。
こちらのデータもVOOが2020/6/30時点、IVVとSPYが2020/7/20時点のものとなります。
※スマホでご覧の方は表を横スクロールできます
VOO | IVV | SPY | |
1位 | マイクロソフト(6.000 %) | マイクロソフト(5.95 %) | マイクロソフト(5.97 %) |
2位 | アップル(5.779 %) | アップル(5.95 %) | アップル(5.96 %) |
3位 | アマゾン・ドットコム(4.494 %) | アマゾン・ドットコム(4.97 %) | アマゾン・ドットコム(4.98 %) |
4位 | フェイスブック(2.123 %) | フェイスブック(2.19 %) | フェイスブック(2.20 %) |
5位 | アルファベット・クラスA(1.646 %) | アルファベット・クラスA(1.74 %) | アルファベット・クラスA(1.75 %) |
6位 | アルファベット・クラスC(1.616 %) | アルファベット・クラスC(1.70 %) | アルファベット・クラスC(1.70 %) |
7位 | ジョンソン&ジョンソン(1.441 %) | ジョンソン&ジョンソン(1.46 %) | ジョンソン&ジョンソン(1.47 %) |
8位 | バークシャー・ハサウェイ(1.321 %) | バークシャー・ハサウェイ(1.37 %) | バークシャー・ハサウェイ(1.38 %) |
9位 | VISA(1.258 %) | VISA(1.24 %) | VISA(1.25 %) |
10位 | P&G(1.151 %) | P&G(1.15 %) | P&G(1.15 %) |
出典:バンガード・S&P500 ETF(VOO)、iシェアーズ・コア S&P 500 ETF、SPDR® S&P 500® ETF
この記事を最初に公開した2018年12月時点では、保有上位銘柄は多少バラつきがありましたが、2020年7月時点では組入上位銘柄トップ10は3つのETFすべてで同じになっています。
私がVOOを選ぶ理由は経費率と運用成績
ここまで3つの銘柄の比較を行ってきました。
冒頭でも述べたように、私はバンガード・S&P500ETF(VOO)を選んで投資しています。
改めて理由は述べます。
- 2011年~2019年の運用成績が優れていること
- 経費率が業界最低水準の0.03 %であること
3つのETFを比較できる最長期間(2010~2019年)で見るとIVVの総収益率が一番優れていましたが、2010年を除いた期間で比較するとVOOの成績は抜群でした。
またVOOは2019年4月より経費率を0.03 %としており経費率に努めています(その後IVVも2020/6/25に経費率を0.03 %に引き下げ)。
長期投資をする上で経費率が安いに越したことはありませんし、VOOは過去にも率先して経費率を引き下げてきた実績もあることも好感が持てます。
VOOに投資するならネット証券大手3社がおすすめです!
バンガード・S&P500ETF(VOO)への投資を検討されている場合、日本ではSBI証券・マネックス証券・楽天証券のネット大手3社での取引がおすすめです。
この3社は米国株の取引手数料が業界最低水準で、取り扱い銘柄数も豊富です。
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>>SBI証券<<
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おわりに
以上、「VOO・IVV・SPY比較!VOOをオススメする2つの理由」でした。
この記事では、投資家の間で大人気のS&P500ETFである「バンガード・S&P500ETF(VOO)」「iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)」「SPDR S&P500 ETF(SPY)」を手数料やETF純資産、過去の実績などを用いて比較してみました。
どの銘柄に投資をするか迷っている方の参考になれば幸いです。