こんばんは!30代Webディレクターこま(@koma_piece01)です。
先日、テレビでこんなニュースが流れていました。
高齢の親の財産 50代後半の6割近くが把握せず(テレビ朝日)
親の財産管理に関する調査で、50代後半の6割近くが高齢の親の預貯金を把握していないことが分かりました。
この調査は、明治安田総合研究所が全国の55歳から69歳の男女1830人に対してインターネットで行いました。高齢の親の預貯金を把握している人は50代後半では男性が37.6%、女性が40.1%にとどまっています。
60代後半では男性が63.7%、女性が50.5%と増加し、年齢を重ねると男性の方が親の財産を把握する傾向が強いということです。
また、親の保険の加入状況については50代後半では男女ともに約3割の人しか把握していないことも分かりました。
かくいう私も、正直なところ親の資産は把握できていません。
資産状況がわからないままだと、相続をはじめ色々な対応が後手にまわる場合もあるので、ある程度は知っておく必要があるなと感じました。
知っておきたいこと
- 口座開設をしている金融機関
- 不動産の有無
- 大体の資産額
口座開設をしている金融機関
金融機関側は、口座名義人が死亡したとしても親族などからの申告がない限り把握することができないようです。
そのため故人の親族や周辺の人が誰も把握していない銀行口座が存在する場合、その口座は資金が残ったまま人知れず存在することになります。
そうした事態を避けるため、どの金融機関に口座を開設しているかは把握しておきたいですね。
ポイント
親が元気なときに親の口座のお金を使い込んでやろうという気はないので、暗唱番号までは知らなくても良いと思っています。
不動産の有無
個人的には、土地や建物といった不動産を持っているかは必ず知っておきたい点ですね。
普段から馴染みのある土地や建物であればイメージが沸きますが、不動産投資用の資産などがある場合、手持ちの現金から相続税を払うことができずに不動産を売却せざるを得なくなる場合があります。
特に土地の場合、戦後から現在までの期間で資産価値が大きく上昇した場所もあり、莫大な相続税支払いが発生したという話を聞いたことがあります。
また、地方では活用が難しい場所の所有名義が親の名前になっていたりして、毎年固定資産税だけ取られるといったケースもあります。
不動産の相続時に有利に働く税制があるので富裕層などではよく活用されますが、そうした意図がない不動産を相続する場合には思わぬ事態が発生する可能性があります。
大体の資産額
親が大体どれくらいの資産を持っているのかわかるとさらに安心できます。
ただし、親との関係によっては資産を聞きにくい、もしくは教えたくないということも普通にありえます。
その場合は知っている情報を総合的に見て想像するくらいでも良いかと思います。
おわりに
以上、「親の資産、把握していますか?」でした。
私自身は相続を経験したことがありませんし、そもそも相続税がかかるのも両親の資産が一定額以上ある場合なので実感が沸きません。
ですが、納税以外の部分でも、例えば親のNHKの受信料がずっと払われ続けていた!などといったことは、口座を把握しておけば防げる可能性があります。
踏み込みにくい領域かもしれませんが、大事なことなので思い切って聞いてみるのも良いかもしれません!