こんばんは!Webディレクターこま(@koma_piece01)です。
NISA口座をある金融機関で開設したものの、やっぱり別な金融機関に変えたい!となったことはありませんか?
私はもともと別な証券会社にてNISA口座を開設していたのですが、2019年分からは楽天証券にNISA口座を開設しました。
今回はその方法について書きたいと思います。
今現在NISA口座がある金融機関での手続き
まずは現在のNISA口座を開設している金融機関で手続きが必要になります。
- 「勘定廃止通知書」もしくは「非課税(NISA)口座廃止通知書」の発行依頼
- 変更前の金融機関から手続き用の書類受け取り
- 必要事項を記載の上、変更前金融機関に提出
- 変更前の金融機関より通知書の受け取り
「勘定廃止通知書」と「非課税(NISA)口座廃止通知書」って何が違うの?
勘定廃止通知書
「勘定廃止通知書」は、変更前の金融機関で開設した過去のNISA口座はそのまま前の金融機関で生かしつつ、新しい年のNISA口座からは別な金融機関で運用したい場合に必要な通知書になります。
過去のNISA口座で購入した銘柄が残っている際にNISA口座を廃止してしまうと、購入した銘柄は課税口座に移動されてしまいます。
そのため、開設済のNISA口座で銘柄が残っている場合は、そのまま存続させたい旨を伝えましょう。
インターネット上での手続きの場合は、「金融商品取引業者の変更」で申し込みをしてください。
ポイント
開設済のNISA口座ですべての銘柄の売却が済んでいる場合も、勘定廃止通知書を依頼する方が無難です。
というのも、NISA口座を廃止してしまうと、過去の取引履歴なども見れなくなる可能性があるためです。
非課税口座廃止通知書
一方で「非課税口座廃止通知書」を依頼すると、変更前の金融機関で開設したNISA口座も廃止されてしまいます。
NISA口座を開設したものの、まったく利用していない場合のみ、こちらの手続きをした方が良いと思います。
新しくNISA口座を開設したい金融機関での手続き
次に新しくNISA口座を開設したい金融機関での手続きをご案内します。
- NISA口座開設の申し込み
- 金融機関から「非課税口座開設届書」の受け取り
- 「非課税口座開設届書」に必要事項を記入
- 「非課税口座開設届書」と「勘定廃止通知書 or 非課税口座廃止通知書」を提出
ポイント
新しくNISA口座を開設したい金融機関で一般口座も未開設の場合、一般口座開設の手続きも同時に行います。
NISA口座変更の際の注意点
ここではNISA口座を変更する際の注意点についてまとめました。
金融機関の変更は、対応時期が決まっている
申請年にNISA口座を変更したい場合
申請をするその年に金融機関を変更したい場合は、金融機関の手続きが9/30までに完了している必要があるため、余裕をもって8月中頃までに申請をするようにしましょう。
注意ポイント
その年にすでに変更前の金融機関のNISA口座で取引をしてしまっている場合、同年のNISA口座変更はできません。
申請の翌年からNISA口座を変更したい場合
申請する年の翌年からのNISA口座を変更する場合は、10/1以降に申請が可能となります。
変更前のNISA口座はロールオーバーができない
ロールオーバーは同一の金融機関でないと行えないことになっています。
そのためNISA口座を変更した場合、変更前の金融機関から変更後の金融機関へロールオーバーをすることはできません。
注意ポイント
ただし、NISAは現状では2023年分までの予定となっています。2019年分以降のNISA口座のロールオーバーは2024年以降になるため、NISAの制度が終了した場合はそもそも同一金融機関であってもロールオーバーできなくなります。
おわりに
以上、「NISA口座の変更(移管)方法と注意点」でした。
NISA口座は一人あたり一つの口座しか持てないため、変更手続きがめんどくさいですし、時間もかかります。
変更することによるメリットとデメリットを照らし合わせてみて、本当にメリットの方が大きいか一度冷静になって考えてみることをオススメします!
私が2019年のNISA口座で購入した銘柄は下記から