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50歳での早期リタイアはデメリットが大きすぎる!

2018年11月20日

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こんにちは!こま(@koma_piece01)です。

倹約・投資ブログを始めてから、他の方のブログも拝見する機会が増えました。

みなさん色々な事情や考え、目標があって日々ブログ運営を頑張っていらっしゃることを感じます。

その中で「早期リタイア」「セミリタイア」を目標に頑張っていらっしゃる方もやはり多いですね。

私が参加しているブログランキングサイト「ブログ村」でも、「セミリタイア生活」のカテゴリーに登録しているサイトは1,000ほど。

やっぱり「早期リタイア」「セミリタイア」という言葉は憧れますよね~。

ということで、私も「早期リタイア」「セミリタイア」について、それぞれ考えてみました!

今回は「早期リタイアを考えてみる!」編です!

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早期リタイアを定義!

まず、私自身が考える早期リタイア生活の定義を決めたいと思います。

以下のような感じ。

  • 50歳で会社を退職する
  • 独身のまま過ごす
  • 退職後の収入は年金、投資活動やブログ活動中心

支出を試算してみよう!

次に月々の生活費について資産してみます。

早期リタイアのための準備資金はいくらか?

月々の生活費を試算しておきたいと思います。

生活費について

生活費については月々17万円としました。

参考

総務省の家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)II 世帯属性別の家計収支(二人以上の世帯)のデータ内「表Ⅱ-1-1 世帯主の年齢階級別家計支出(二人以上の世帯)-2017年-」(2ページ目)を用いました。

上記の資料は「二人以上」の世帯となっているため、三人や四人・それ以上の世帯も含まれます。

できるだけ二人世帯に近いデータを用いたいので、70歳以上(世帯人数2.38)の生活費234,628円/月をベースにします。

これに0.7をかけて単身世帯の生活費≒17万円としました。

また、70歳以上のデータでは持家率が94.5%となっています。

私は将来、実家を相続するため50歳(早期リタイア)以降の家賃は考慮していません。

※賃貸の場合は月々の支出が増えることになります。

寿命について

寿命は75歳としました。

私は1983年生まれの35歳(2018年現在)です。

厚生労働省の平均余命の年次推移資料によると、1983年に0歳だった場合の平均余命は74.20年。

キリ良く75歳になった瞬間寿命を迎えるようにします。

参考

厚生労働省 参考資料「平均余命の年次推移

 

50歳から75歳までの生活費総額は?

では、50歳で早期リタイアしてから75歳で寿命を迎えるまでの生活費総額を計算してみます。

月17万円×12ヶ月×25年

必要な生活費=5,100万円

と出ました。

う~ん、これで足りるかな?

まぁ概算ということでいっか。

実際には75歳になっても死なない場合もあるわけで、もう少しお金には余裕を持たせておかないといけないですね。

 

収入を試算してみよう!

早期リタイアに充てられるお金は「それまでの貯蓄額」「退職金」「年金」「リタイア後の収入」があります。

それぞれ見通しを記載してみます。

  • 貯蓄額:1,100万円(現状の資産)
  • 退職金:600万円(かなり少なめに試算)
  • 年金:月13.5万円(65歳~支給)
  • リタイア後の収入:未知数(減る可能性もあり)

上記を元に収入を試算してみます。

※リタイア後の収入はゼロとして計算します

1,100万円(現資産)+600万円(退職金)+13.5万円(年金月々)×12(ヶ月)×10(年)

見込める収入=3,320万円

必要な生活費は5,100万円だったので、収入が3,320万円だと-1,780万円

また、年金は65歳以降の支給になるため「50~64歳」は貯蓄を切り崩す必要があります。

50~64歳まで

資産は1,700万円。

これに対して生活費は3,060万円。

-1,360万円

50代後半で破産しますね。。

この穴を埋めるには、投資やブログなどなんらかの方法で月平均7.6万円を稼ぐ必要があります。

65~75歳まで

今のシミュレーションだと、50~64歳の間に資産1,700万円はなくなっています。

年金だけで65歳以降を過ごすことはできるのか?

収入(年金)は年金合計で1,620万円。

生活費は2,040万円。

う~ん、年金支給が始まるとだいぶ生活費の足しになりますが、それでも420万円のマイナスです。

年金受給後も、別な手段で月平均3.5万円を稼ぐ必要があります。

※年金の試算はこちらの「公的年金受給額シミュレーション」を利用させていただきました!

 

早期リタイアして幸せになれるか?

私が上記シミュレーションの元、早期リタイアを実現するためには50歳までにあと1,780万円貯めて資産を3,000万円ほどにするか、もしくは退職後も月々7.6万円ほどの収入を得続けなければいけません。

ただ、それらを解決して早期リタイアをしても幸せになれるか?というと疑問が残ります。

※ぶっちゃけ、もっと資金を準備できれば解決ですが!

退職後、何するの?って問題

退職をすると勤務がなくなるので、平日は毎日10時間ほど自由な時間が増えます。

じゃあ何かしようか?といっても、月に使える娯楽・交際費は3万円ほど。

自由な時間が増えても使えるお金が増えるわけではありません。

 

また、私自身は早期リタイア後も社会と繋がった生活をしたいです。

仕事を続けていればそうした社会との繋がりも自然と継続できますが、仕事以外で社会との繋がりを持とうとすると何かとお金がかかります。

結局は別な会社で働いたり、個人事業でお金をもらいながら社会との繋がりを維持する道が手っ取り早いんですよね。

時間とともに残高が減っていく不安に耐えられるか?

いくらシミュレーションをしていても、その通りになるとは限りません。

資産も、寿命も、年金も、生活費も。

どんな展開になっても安心なくらい資金があったり、年金以外にも安定した収入があれば別ですが、いつまで続くかわからない貯蓄を切り崩した生活はストレスが溜まりそうです。

また、安定収入がない中で資産運用ができるかというと、私はチキンなのでできません笑

今もある程度のリスクを負って投資ができるのは、毎月会社から給与が支払われている安心感があるからです。

早期リタイアをすることで固定収入の機会をなくしてしまうのは、もったいないかな~と感じます。

 

結論

ということで、早期リタイアに関する今の自分なりの結論。

 

50歳の時点で資産1億円あれば早期リタイアもあり

以上です。

 

理由は、早期リタイア後も色々な経験にお金を使いたいからです。

ギリギリの生活でも良いから早期リタイアしたいという選択は、私には無理そうです。

60歳以降は健康上の問題もいろいろ顕在化してくると思うので、まだ元気な50代のうちにたくさんの資金を用意できれば早期リタイアもありと考えました。

 

まとめ

以上、「50歳での早期リタイアはデメリットが大きすぎる!」でした。

人によって色んな考えがあるかと思います。

これはその一例ということで。

こま
最後までお読みいただきありがとうございました。
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  • この記事を書いた人

こま

30代独身男、都内勤務の会社員こまです。日々の節約や収入アップを模索しつつ、余裕資金を株や金・不動産などに投資しています お金は生活する上でとても大切なものだからこそ、色々知識を増やしていくことが必要だと考えています。 お金に興味を持った方が、このブログを活用していただければ嬉しいなと思います! 詳細プロフィールはこちら

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